屋根工事
①塗り替え工事について
既存屋根を塗装する工法
屋根の面積、傾斜、塗料などによって料金は、変わります。
安価なものから高級なものまで幅広くあるので、予算・目的に合わせて選ぶことができます。
メリット
・リフォームの初期費用は安価で経済的
・見た目がきれいになる。
デメリット
・屋根自体が劣化し過ぎている場合、塗り替えができない
・長い目で見ると割高
・何度も重ね塗りするのは雨もりの原因になりかねない。
こんな方にオススメ
比較的状態の良いスレート、セメント瓦、金属屋根
塗り替え工事が可能なタイプはこちら
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ストレートタイプ
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アスファルトシングル
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金属屋根
注意点
塗装できるのは2回まで。その後カバー工法か葺き替え。
相場について
屋根材の表面を塗り替える費用相場は25~60万円ほどです。
②カバー工法
既存の屋根を撤去することなく、新しい屋根材を上から張る工法
メリット
・遮音効果にも期待大
・手間と廃材費が少なくてすむ。
・施工期間が短い
・葺き替えより安価
・耐久性が高い(20年~)
デメリット
・凹凸の大きい屋根には施工ができない
・屋根が多少重くなる
・下地の劣化補修はできない
こんな方にオススメ
・劣化の進んだスレート、トタン屋根
・少予算での屋根の変更
カバー工法が可能なタイプはこちら
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ストレートタイプ
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アスファルトシングル
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金属屋根
注意点
下地まで傷んでる場合は葺き替えを。
相場について
屋根材をカバー工法で施工する費用相場は60−120万ほどです。
③葺き替え
下地材や屋根材を全面的に取り替える工法
メリット
・屋根内部の点検ができる
・屋根の軽量化できる
・地震対策できる
・屋根材の下の防水シートや、浅木、下地材まで一新することで、建物の耐久性向上(30年~)
デメリット
・それなりの費用がかかる。
・工事の騒音など発生しやすい
・施工期間が長い
こんな方にオススメ
・日本瓦(50年以上)、セメント瓦(20年以上)、下地まで傷んでるスレート、金属屋根
・今後、屋根の不安が軽減する。
葺き替え工事が可能なタイプはこちら
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瓦屋根
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ストレートタイプ
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金属屋根
注意点
下地の劣化状況により、既存屋根の撤去範囲が変わる
相場について
既存の屋根材を撤去して葺き替えをする費用相場は80−150万です。
④補修工事
塗り替え、カバー工法、葺き替えまで至らない、小さい工事
雨樋工事
変形したり、割れてしまった雨樋を新しいものへ交換
雨樋の役目とは?
雨水の侵入で建物が腐食するのを防ぎます。
雨樋がなかったら、雨水が屋根の軒先から外壁に伝わり外部内部を腐食させます。
また屋根から雨水が地面に落ちることにより、地面に溝を作り、建物の基礎周りを不安定にしてしまう可能性があります。
雨樋が詰まる原因
それは、落ち葉やゴミの詰まりです。
雨水が満水になるとあふれる可能性があります。
雨樋を長持ちさせるためには
定期的な掃除、落ち葉避けネットの取付をおすすめします。
漆喰工事(瓦屋根)
漆喰の劣化が瓦と屋根に悪影響を与えます
漆喰が劣化してしまうと
・瓦の固定力が弱まります。固定力が弱まると不安定になりズレやすくなります。
動きやすくなった瓦同士は干渉しあい、割れや欠けが発生しやすくなります。瓦の弱点は割れやすいということです。漆喰の老朽化が瓦の弱点を突くことにもなるのです。
・漆喰の剥がれた部分、瓦のズレた部分、割れや欠けた箇所からは雨水が浸入してきます。
雨水が浸入すると、下地や防水シートの劣化が早まります。
当然、雨漏りの原因になります。また、割れや欠けは隙間を作ることになりますので、さらに瓦が動きやすくなります。強風や地震時に落下しやすくなりますので、大変危険です。
板金工事
定期的な点検を
板金が浮いてしまう原因とは
棟板金を固定している貫板(芯木とも呼ばれる部分、板金を留めるための木材)の腐食と劣化です。棟板金は貫板に釘で固定されています。そのため、貫板が劣化してしまうとどうしても釘を固定している保持力が低下し釘抜け現象が発生し板金を浮かせてしまいます。
そこへ突風があたると板金が飛散するという大変危険な事故がおきます。
棟板金が外れてしまうと
雨漏りに繋がります。いざという時、慌てないためにも定期的な点検を心掛けましょう。