外壁塗装について 家の雰囲気が一転する塗装
住宅で切っても切れないのが外壁塗装です。うちは新築だからまだ平気。と言う考えは間違っています。リフォームと違って新築の外壁塗装は吹付塗装が主流となっていますが、吹付塗装はローラーで塗る塗装よりも塗膜が薄くなってしまう為、耐用年数が短くなりますので新築から10年経たずに塗装をした方がモルタルや下地を痛めずに済みます、傷んだ外壁に塗装前の高圧洗浄をかけると水が壁に浸透してしまいイロイロな弊害をもたらしかねません。最初に塗った塗膜がある程度しっかりしているうちに再塗装をした方がより長持ちし綺麗に仕上がります。
塗料にも種類があり、どれで塗ればいいのか迷うところです。塗装屋さんが詳しいので聞くのが一番ですが、知識として覚えておくと参考になると思います。
①アクリル ②ウレタン ③シリコン ④ラジカル ⑤フッ素 ⑥光触媒 ⑦無機
上記に挙げたのが主な塗料ですがその中にもいくつかの種類に分かれています。金額的には数字の大きくなるにつれて価格も上がります。耐久年数も上がります。どれがいいか?と言うよりも、今のお住まいを今後、どうしたいか。により考えた方がいいと思います。たとえば10年以内に引っ越してマンションに住む計画があれば、高い塗装はもったいないと思います、または、息子がこの家を継いでくれるんだ。というご家庭であればいい塗装をしてもたせてあげた方が後々、よい結果にもなると思います。
外壁塗装をする際にカラーベストを葺いている屋根の塗装も同時に工事した方がいいです。
その際にタスペーサーが入っていなければ必ず取り付けた方がいいです、先日、雨漏りがするので見て欲しい。との調査依頼で伺ったお宅で話を聞いたところ、3カ月前にかなり高額な屋根塗装工事をされたそうで、それから雨漏りがする。とおっしゃっていたので屋根にあがりみたところ、タスペーサーは入っていないしカラーベストの隙間をべっとり塗料で塞いでありました。そこをカッターで縁切りしバールであげてみてらドバァーっと水が出てきました。塗装で隙間を塞いでも必ずどこかから雨水は浸入します、そのとき水の抜け道がないと室内に浸透してしまいますのでタスペーサーは必須です。
外壁がモルタルの場合はクラックコーキング、窯業系サイディングの場合は目地のコーキングも必ず実施して下さい。
よくチラシ等でコミコミ〇〇万円、というのを目にした事があると思いますが、上記に述べました内容を確認しながら後悔しない工事をして下さい。せっかく外壁塗装をするなら今までと違った色にするのも雰囲気が変わり良いかもしれません。