2017.05.27
屋根リフォーム 瓦漆喰工事
神奈川県横浜市K様邸
屋根材にはいろいろな種類、材料、形があります、今回は古くから屋根材の代名詞の和瓦の漆喰の工事の様子をご紹介いたします。現在は新築から瓦にするお家が減りました、よって瓦職人も減りつつあります。昔は自分で葺いた職人が10年や15年経つと、「そろそろ漆喰を打ち直すぞ。」などと声をかけてくれた為、気にしていなくても管理をしてくれたものですが、現在では住まわれている方が気にして、管理しないとならなくなりました。瓦はお茶碗と同じように陶器でできていますので、断熱性、防音性に優れていて、一生物ですが、やはりメンテナンスは必要です。
施工現場
雁振瓦を止めている銅線が切れるとズレたり外れたりします。熨斗瓦もガタガタになります。漆喰は熨斗瓦の下にある赤土を止めているのでワレたり剥がれたりすると中の赤土が雨に流されて熨斗瓦が下がったり外れたりする危険性があります。棟を守る重要な役割があります。しかし、長年の雨、風に打たれ、劣化しますのでメンテナンスが必要なのです。
漆喰工事の途中、谷板金に穴が開いているにを見つけました、銅板を使った板金ですが、長年の雨が瓦から落ちて穴が開いてしまったようです。こちらも交換していきます。
銅板谷板金を剥がしている様子です。10数か所穴が開いていました。
谷板金を全て撤去した様子ですが穴から下地へ雨水が浸透しています。とんとん葺きの防水がしっかりしていたので雨漏れは免れたようです。
ガルバリウム鋼板の谷板金に交換して周りの瓦をもとに戻して終了です。
漆喰も打ち直して綺麗になりました。今回は黒シルガードを使い補修しました。漆喰に比べ、耐久瀬があるのと、剥がれにくいので安心です。