屋根リフォーム ガルバカバー工法
神奈川県横浜市N様邸
以前は屋根工事は既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を葺くのが主流でしたが2006年以降は、アスベスト含有している材料の産業廃棄物の処分量が値上がりしたりした為、工事費を抑えたり、工期を短縮したり、もろもろの事情からお客様からカバー工法で施工して下さい。との声を耳にするようになりました、また施工業者からも、その方がいいですよ、と勧める事も多々あります。弊社では現在の屋根の状態や今後のお住まいのプラン等をお聞きしながら提案しています。今回はそのカバー工法の工事の様子を記します。
施工現場
既存の屋根の棟板金や壁際水切り等の役物を撤去した後、写真のようにカラーベストの上を覆うように防水紙のルーフィングをかぶせていきます。今回は粘着テープになっているルーフィングで施工しました。棟の下や谷の箇所は普通より多く被せます。
ルーフィングを敷き詰め、屋根の形にカットした後は、軒先唐草や谷板金を施工します。谷部は他よりも雨水が集中して流れますので慎重に進めていきます。昔はこの谷板金は銅板が多くみられましたが、現在では大気汚染や酸性雨の影響もあり丈夫で一生ものではなくなってきました。集中して雨が落ちると穴が開いてしまうようになったからです。現在はステンレスやガルバリウム鋼板が主流になりました。
役物を設置したらいよいよ本体の施工です。軒先より順番に葺いていき、途中、雪止め金具を入れながら雪対策をしていきます。以前の防水が切れたカラーベストと違い、ガルバリウムでましてフッソ加工してある屋根材は雨も雪も今まで以上に滑りやすくなりますので雪止め金具は必要です。
今回のお宅は屋根の平面が多い、多面屋根でしたが写真のような切妻部分は作業がはかどります。
本体が全て葺き終りましたら棟下地を施工します。おなじみエコランバー貫を棟包のサイズで固定します。
壁際の水切り役物も取付完成となります。
これが多面屋根の一部です。屋根材本体の長さが3mありますのでカットしながら進めていきますが通常の葺き時間よりも時間がかかります。この後はテレビアンテナを確認調整して終了となります。