家庭用エレベーターについて
みなさん、こんにちは!街のリフォームメーカーの内山です!
最近の戸建てはだいたい2階~3階建てが多くなっている中で荷物が多くて階段をのぼることが大変だったり、高齢者が階段を使用すると足腰への負担が大きいと感じたことはありませんか?
そのような方におすすめなのが「家庭用エレベーター」です!
家庭用エレベーターを設置することで、階段の使用せずとも上の階に行けて負担が減りますよね!
また、万が一の階段事故を防ぐために家の中にエレベーターを設置するご家庭が増えてきています。
今回は「家庭用エレベーター」についてお話ししていこうと思います!
目次
家庭用エレベーターの特徴
戸建ての中に設置してあるエレベーターのことを言います。
一般の業務用エレベーターとは異なり、建築基準法にて家庭用エレベーターの最大昇降工程は住宅の最下階の床面から最上階の床面が10m以下となっています。
また、最大定員は3名以下で床面積は1.1平方メートル以下と制限されています。
メリット
スムーズな上下階移動ができる
現代の戸建てはだいたい2~3階建てが多く、階段にて上り下りするにも1日に何度か使用します。その移動の手間を家庭用エレベーターであれば解消でき、高齢者の方でも上の階にラクラクと移動できるようになります。
また、重い荷物の持ち運びもどの階にも持っていけるので、楽になります。
複数人数が同時利用できる
家庭用エレベーターは最大3名まで同乗が可能となっています。
なので、1人は2階へもう1人は3階へ一緒にエレベーターに乗って移動が可能ということになります。
また、大人2~3人で十分なのか、車いすと介助者が乗るスペースが必要なのかで家庭用エレベーターの大きさも異なってきますので、ご自身のご家庭に合わせた家庭用エレベーターを設置しましょう。
インテリアに合わせたデザインが選べる
色々な会社より家庭用エレベーターが出ています。
その中でも扉や内装が業務用エレベーターのような鉄っぽいデザインだとせっかくのお家の雰囲気があまり良くないですよね。
ですが、最近は色々な種類のデザインが出てきていますので、お家の雰囲気に合わせた家庭用エレベーターを設置することができます。
※一部デザイン(Panasonic)
後付けができる
新築の場合は最初から家庭用エレベーターを設置する設計を立てられますが、新築ではない場合は後付けになります。
後付けはできますが、住宅本体に十分な強度がないと難しいので大幅なリフォームが必要となってしまいますので注意が必要です。
ですが、家庭用エレベーターが難しい場合は「椅子式階段昇降機」というものがあります。
→椅子式階段昇降機とは?
階段にレールを取り付けて、そのレールの上を椅子が人を乗せて上り下りします。
こちらは家庭用エレベーターと違い大幅なリフォームをしなくていいので、すぐに設置できます。また、使用していない際は椅子を折りたためるので階段としても普通にご利用できます。
デメリット
設置スペースが大きい
建物内に上下するエレベーターを設置するにはその分のスペースが必要となります。
大人2~3人であればそこまで大きさは必要ないですが、車いすが入ることを想定するならばある程度の大きさのスペースが必要となります。
停電時・災害時に使用できない
便利な家庭用エレベーターですが、電気で動いているので停電時には使用できなくなります。また、大きな地震が来て建物がゆがんでしまうと家庭用エレベーター内に閉じ込められてしまう可能性もあります。
設置費用が高め
椅子式階段昇降機と比べると設置費用が200万~かかり、メンテンナスにも費用がかかってしまいます。
ですが、助成金を活用することによって費用を抑えることができます。
→助成金
・介護保険のバリアフリー工事助成金
・障碍者手帳による補助金
・地方自治体による補助金制度、減税制度
設置に法的手続きが必要
取り付ける場合には確認申請など法的な手続きが必要です。
こちらは国で安全の維持・管理を努める様に義務づけられているので、必ず行わないといけません。(建築基準法第12条の3項)
家庭用エレベーターのランニングコスト
法定点検
エレベーターを設置すると所有者は定期点検を受ける義務が生じます。
こちらは法律で決まっており、エレベーターの安全を守るために必要なことです。
費用は4~7万円が相場となっています。
メンテンナス契約
エレベーターのもしもの故障などに備えたメンテンナス契約を結ぶ場合は年4~6万の費用がかかります。なにかある度に対応していくと出費が多くなるのでメンテンナス契約を結んでおくととても便利です。
電気代
エレベーターの使用電気量はそれほど高くなく、月1,000円以内がほとんどです。
固定資産税
固定資産税は土地や建物の評価額によって値が異なってきます。
エレベーターを建物に設置すると評価額があがるため固定資産税も上がります。
油圧式のオイル交換
油圧式だと定期的なオイル交換が必要となります。
オイルは5年ごとに交換となることが多いです。
油圧式やロープ式とは?
現在はどちらとも設置寸法が変わらなく、ランニングコストが少し安いロープ式のほうが多くなってきています。
ロープ式
ワイヤーロープを巻き取ったり、巻き戻したりしてエレベーターを昇降させる方式
油圧式
エレベータールームを下からジャッキで直接支えて、作動油の圧力を制御して昇降させる方式
最後に
家庭用エレベーターはとても便利な反面、設置するには時間がかかり申請などの手間が必要となります。
申請などどうすればいいのか分からない場合は当社にてお手伝い致しますので、お気軽にお問い合わせください!
また、最近は家庭用エレベーターの種類も多く取り扱っている会社が増えました。
お客様のご要望に合わせたエレベーターをご提案させて頂くことも可能です。
私も何度、家にエレベーターがあったらいいなと感じ友人の家にエレベーターがあることがとてもうらやましく思っていました。
今は昔より家庭用エレベーターの価格も下がり、設置しやすくなっていますので私も一軒家を購入するときは家庭用エレベーターの設置を検討しようと思いました(^^)